なぜ会社に人事を置くべきなのか?

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皆さん、こんにちは。
パフォーミア事務局です。

「組織づくりのヒントとコツ」をお届けします。

今回のテーマは、なぜ会社に人事を置くべきなのか?です。

さて、日本の多くの中小企業には、総務部はあっても人事部はありません。

従業員が100人以上いるような企業でも、専任の人事担当者がいないというケースもよく見かけます。そういった企業は、人事担当者は不要だと考えていたり、コスト削減につながると考えているのかもしれませんが、すぐに人員を確保しなければならなかったり、従業員の状態を把握したり、人にまつわる様々な課題の改善策を考えていかなければならない状況ではどうしても対応が不十分になってしまいます。

でも、以下の点に気づけば、こうした状況は避けられます。

■どの企業にも、人事の特定の分野(給与計算、社会保険、出退勤管理etc)を担当する人はいますが、それぞれのセクションが全く異なる業務を担当しているため、各担当者が自分の業務以外に割ける時間は限られている。

■企業は常に、より優秀な人材を採用し、定着させる必要がある。

■人事の分野で何か問題が発生した場合に、他の部署の担当者が相談できる安定した人材を社内に確保しておかないと混乱と動揺が生まれる。

では、社内に人事部門を設けることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

今回のヒント:独立した人事部門を設置したり、専任の人事担当者を置くことで、以下のような効果が望めます。

  1. 社内に一人でも、人事の諸問題を解決できる人がいれば、組織として人に起因する問題からかなり解放されるようになり、コストや計画も立てやすくなります。
  2. 小規模な企業でも、専任の人事担当者を置くことで、その人が人事業務だけでなく、(エクストラの時間で)他の分野も手伝えるようになります。
  3. 社内で何かあったとき、従業員たちが誰に連絡すればいいのかがわかり、またその担当者の能力や課題も把握できます。
  4. 総務や経理の人が片手間で人事を兼任し、どれも中途半端になっていた場合、専任者が就けば、自分の本来の業務により多くの時間をかけられるようになります。
  5. 経営者からすれば、従業員とのやり取りだけでなく、企業文化の構築や社内広報活動をサポートしてくれる経営パートナーを得られることになります。
  6. 従業員の研修・育成のための基盤が確立され、従業員の満足度向上と会社の更なる成長につながります。
  7. そして最後に、人事は、従業員の教育、パフォーマンスの維持、向上において、結果として各部門の上司をサポートすることになります。

いかがでしょうか?

そして、もしまだ皆さんの会社に、人事部、もしくは。専任の人事マネージャーがおらず、今後、専任者の設置を検討しているならば、この役職に何を期待するのか、そしてこの役職の設置についてどのように伝えるかを明確にするようにしてください。

そうすることで、人事部や人事マネージャーに就任した人は、この役割をよりスムーズに遂行でき、新しい役職の設置を成功に導くことができるでしょう。

誰を人事マネージャーとして選べばよいかわからないですか?もしそうであれば、それについて学ぶのは今かもしれません。

皆さんの会社に、人事をしっかりと掌握してくれる人材が見つかることを願っています。

最後までお読みいただき有難うございました。

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