Q1.社長に就任されてから今日までの歩みを簡単にご紹介ください。

A.2006年に父親から経営を託され、半導体製造装置の部品販売を手掛けてきました。経営を引き継いだ直後は順調に進んでいましたが、リーマンショック以降、売上の落ち込みを目のあたりにしました。そこで組織改革を行い、これまで培ってきた技術を駆使した自社ブランドを開発することで何とか難局を乗り越えてきました。今では医薬、化粧品、食品業界など販路が広がり、国内だけではなく、海外にも事業展開しています。

Q2.パフォーミアを導入されたきっかけは何でしたか? 

A.不況による落ち込みを挽回していくために自社ブランドを立ち上げ、組織改革をしていく状況に迫られていたとき、パフォーミアの存在を知りました。今まで採用や組織改革において、いろいろなツールを試してきましたが、どれも参考にはなっても決断に至る情報までは与えてくれませんでした。パフォーミアは、採用においても、適材適所の見極めにおいても、決断を後押ししてくれる、私が知りたいと思っていた「まさにその情報」を与えてくれるツールであるということがわかり導入を決めました。

Q3.パフォーミアを、具体的にどのように活用されていますか?  

A.人材評価を行う際に、最も重要なポイントは、その人に「生産性」があるか否かです。最初は、この「生産性」の重要さがわからず、それを無視して、自分の直感だけで採用を決定して、いくつか失敗したこともありました。今では、”誰かを採用しチームに入れる際には、まず最初に「生産性」を詳しく調べています。転職者の場合は、必ず以前の職場に「経歴照会」を実施しますね。なぜなら、このステップを加えることが人事採用において絶対的安全をもたらす成功への近道だとわかったからです。

次に、重要視しているのは、その人の性格と職務内容が合致しているか否かです。例えば、新規の顧客を獲得するための営業であれば、コミュニケーションに長けていて、物怖じせずにどこにでも飛びこんでいける人を配置しなければなりません。品質管理部門であれば、じっくりと製品の善し悪しを調べることのできる冷静なタイプの人が必要になります。このポイントを見逃すと社員の長所を潰してしまい、生産性を下げてしまいます。パフォーミアの性格適性テストは、個々の人の適材適所を見極める際にとても役立っています。

また、私自身がパフォーミアの研修を修了しているので、テストを受けた人がどのような性格で、どこが素晴らしく、どの点を改善すればもっと良くなるのかが概ね推測できるようにもなりました。今では既存の社員に対するマネジメントでこれらの知識を活用するのはもちろんのこと、採用面接の際も、候補者が人生でより良くなるようにアドバイスをしてあげられるようになりました。「人」をより理解できるようになったことで、社員や周囲の人に対する愛情も非常に上がりました。

Q4.パフォーミア導入後、どんな効果がありましたか?  

A.まず、部下たちに対して、私のオーダーが通り易くなったことです。 そして、とにかく私自身の抱えていた”人に関するストレス”を低減できたことが何よりも大きかったですね。離職率が低下し、選考の時間は10分の1に短縮されました。その分、もっと外に目を向けられるようになり、もちろん業績もUPしました。とにかく、会社にとって一番のコストは「人」です。誰もが長所を持ってはいるのですが、ビジネスにおいては何かしらの結果を出してもらうことが最優先となります。採用する「人」が生産的かどうか、投資価値があるか否かの見極めを最初にしっかり行っておけば、あとは賢いマネジメントによって、期待通りの利益を生み出してくれる「会社の財産」になってくれるということがよく理解できました。

以前には「優秀な人材は大企業に行ってしまうので、中小企業には良い人材が来ない」という間違った考えを持っていましたが、それは事実ではないということもわかりました。経営の目的を明確にし、私自身が社員に夢や希望を抱かせることができれば、中小企業でも優秀な人材を採ることが可能です。その証拠として、昨年の新卒採用では、270名の応募があり、数名の優秀な新人を採用することができました。これは私自身の自信にも繋がりました。

パフォーミアのシステムと技術を適用してみてください。必ず今までと違った効果が現れます。

Q5.今後の事業計画、皆さまにPRしたい事業内容があればお話し下さい。

当社は、医薬品、化粧品、食品、化学工業等の研究現場における研究員の問題点を聞きだし、その課題を解決する研究用装置、実験用機器をピンポイントで作り出す事業を行っています。

もう少し具体的に説明しますと、企業の研究員の方から「こんな商品があったら助かるな」とか「この工程をもっと効率化したいな」等の現場でしかわからないようなご意見をいただき、その要望を形にして、商品化することを行っているメーカーです。

今まで、国内外の団体や企業の研究開発の分野で、様々な取り組みをしてきました。30年の事業活動の中で蓄積してきた知識と技術を駆使して、あらゆる角度から、企業の研究員の皆さまのご要望にお応えしております。もし、研究開発の分野で、お困りのことがありましたら、是非ご相談ください。

▼バイオクロマト企業サイト
https://www.bicr.co.jp/

ー木下社長、どうもありがとうございました。ー