皆さんは、「チーム」という言葉を聞いて何を連想しますか?
サッカーチーム
野球チーム
プロジェクトチーム
医療チーム
いろいろ出てきますよね。
今回は「チーム」という主題をとりあげていきたいと思います。
「チーム」という言葉の由来
「チーム」という言葉は、以下のように定義されています。
①共同で仕事をする人々の集まり。組。
②競技で戦い合う、それぞれの組。
(引用:大辞林)
「チーム」は外来語で、英語のスペルは「team」です。
語源を調べると、「複数の牛や馬が荷車を引くこと」から派生して、(競技や仕事などの)チーム、団、組、へと発展していったと説明されています。(参照:岩波書店英和辞典・ジーニアス英和辞典)
「馬車馬のように働く」という言い回しがありますが、それはこの語源の名残なのかもしれませんね。(笑)
最近は、Together Everyone Achievement More(みんなで一緒に、より多くを達成する)の頭文字から「TEAM」という言葉ができたとする説も聞きます。どちらが事実なのかは私にもわかりませんが、現代人の私たちにとってはこちらの方が、ピンと来るような気がします。
「チーム」の概念
次に「チーム」の概念を見ていきましょう。
重複しますが、「チーム」の定義は、「①共同で仕事をする人々の集まり。組。②競技で戦い合う、それぞれの組。」です。(引用:大辞林)
似たような言葉に「グループ」がありますが、「グループ」の定義は、「人々の集まり。集団。仲間。」という意味です。(引用:大辞林)
「グループ」と「チーム」は似ているけれど違います。その違いは「達成すべき共通の目的」があるか否かです。
友達同士で集まって漫然と時間を過ごすのであれば、それはおそらく「グループ」ということになります。(「楽しい時間を共有する」という目的はあるかもしれませんが、とくに達成するものがないからです。)
しかし、同じ友達同士の集まりでも、共通の友人の結婚式の2次会を成功させるなどの目標が存在し、一緒に何かに取り組んでいくのであれば、それは「チーム」ということになるでしょう。
もちろんビジネスは、通常、ゴールや目標、ターゲットが存在します。そして、ゴールや目標に対して、協力しようとする人、達成してくれる人たちこそ、チームの参加者であり、まさに「チーム」の仲間だということになります。
「チームづくり」は「人」が重要
知識を学ぶことと、それを実践することとの間には、大きな隔たりがあります。
それは「チームづくり」にも当てはまるでしょう。人を雇ったことがある人ならわかると思いますが、実際にチームを築きあげようとすると、思い通りにいかないことがたくさん起こります。とくに「人」の領域に関して…。
例えば、ある会社が展示会に参加し、大荷物を乗せたトラックが戻ってきたとします。リーダーが「荷物を降ろさなきゃいけないから、誰か手伝ってくれ。」と言います。
そうすると、真っ先に率先して助けに来てくれる人もいれば、「手伝いたいけど保育園に子どもを迎えに行かなければならないのですみません」と謝って帰る人もいます。
また、本当は暇だけど忙しそうなふりをする人がいたり、露骨に嫌がる人もいます。
「人」は思考と感情をもった生きた存在であり、もちろん、日によって、一時的に気分も体調も変わります。人それぞれが、性格、能力、目的、価値観などがバラバラであるということを考えれば、それはある意味自然なことのようにも見えます。
しかし、実際こういった「人」の違いが、一時的ではなく慢性的であったとしたら、皆さんのビジネス、日々の業務にどう影響してくるかは、だいたい想像がつきますよね。
効果的な「チームづくり」
このような、多種多様な「人々」の中から、自分たちの仲間を選び出し、目的を共有し、成果を産み出していく活動の全体が「チームビルディング」(チームづくり)です。
「チームづくり」においては、「共通の目標」、「仕組みづくり」、そして「一緒に働く人」がとても重要になってきます。
しかし、中小・ベンチャーの経営者や人事責任者の多くは、経営理念や経営計画、仕組みづくりなどには喜んで直面するのですが、「一緒に働く人」に関しては、いい人になりすぎてしまうのか、よく観察し、調べ、見極めようとしません。
その結果、雇用はギャンブルのようになってしまうのです。もちろん、たまたま良い人材を獲得することもありますが、それ以上にミスマッチな雇用、妥協を繰り返して、失敗や挫折感を経験するのです。
とてももったいないですよね。
私たちは、「チームづくり」の知識とノウハウを体系化し、「理想のチーム」を最短で築いていくためのツールを提供することによって、こういった状況を解決しようとしています。
生産的でポジティブなチームを創造できれば、経営者はもっと輝いていき、もっと新しい事業やサービス、雇用を生みだしていくという青写真が見えるからです。
効果的な「チームづくり」について興味のある方は、是非、パフォーミアまでご連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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