求人をひきつけるには

最近、中小企業の経営者や人事責任者から、求人を募集してもなかなか応募が集まらない、もしくは、応募はあるけれども明らかにミスマッチな人材しかこない、という話をよく耳にします。

パフォーミアを導入されるクライアントの多くも、最初は同じような悩みを抱えていますが、研修を受けていくと、途中で考え方が変わります。

中には、20~50名規模のローカルのベンチャー・中小企業が、年間1000~2000人程度の応募者を集められるようになったケースもあるほどです。

もちろん、業種や職種、条件によって差異はあるのですが、人がたくさん応募してくる会社はどこも、見えないところで、それなりの努力をしています。

そこで今回は、求人をひきつけるための基礎的な要素をお伝えしたいと思います。

最初に乗り越えるべき壁

どの経営者や人事責任者でも、「組織をより良くして行きたい」という思いは、大なり小なり持っているでしょう。

しかし、採用がうまく行かない、組織づくりがうまく行かないと言っている中小企業の経営者や人事責任者の中には、「うちには良い人材はこない」という固定観念が先行してしまっている人がいるように見えます。

幸い、それは真実ではありません。おそらく、うまくいかない本当の原因は、単に知識やノウハウが欠如しているか、よい人材を採用する必要性が低いか、そのような人たちを受け入れる環境づくりができていないかのどれかでしょう。

組織は、経営者や人事責任者が思い描く以上のものになることはありません。そもそも「うちには良い人材はこない」という固定観念をもっている時点で、自分で障害を作ってしまっているということになります。

事実、私たちのクライアントも、そのほとんどが、導入当初はこういった固定観念に捕らわれていて、自信を失いかけていました。しかし、知識とノウハウを学び、過去の失敗の原因を認識することによって、自信が回復し、障害を乗り越えていくようになりました。

ですから、組織づくりに取り組む最初のステップは、経営者や人事責任者が、このような固定観念を乗り越えて、本当に「より良い組織を築いていく!」という覚悟を決め、その理想の光景を思い描くことだといえます。

本当に覚悟を決めることできれば、それだけでも応募の流れは変わり始めるでしょう!

プラスとマイナスのイメージ

次に押さえておきたいのが会社のイメージづくりです。

もし、同じ職種で、同じ待遇で、同じ通勤圏内で、元気なイメージの企業と、疲れたイメージの企業が求人を募集していたら、皆さんならどちらの企業に応募しますか?

大多数の人は、元気なイメージの企業に応募することでしょう。

職場が清潔なイメージの会社と汚いイメージの会社の場合はどうでしょうか?ほとんどの人が、清潔なイメージの会社に応募しますよね。

明るい会社と暗い会社、将来性のある会社とない会社、きちんとした会社とブラックな会社、モチベーションの高い会社と低い会社など、どの尺度で見ても、多くの人が、よりプラスのイメージの方になびくことがわかります。

なぜでしょうか?

ほとんどの人は、より良く生きていきたい、より幸せな人生を送りたいと願っているからです。少しでもプラスのイメージのある会社の方が、より良い生存をもたらしてくれる環境に映るのは、当然といえば当然ですよね。

その反対に、不健全な精神状態にある人、向上心がない人、怠慢な人、自信を持てない人ほど、わざわざマイナスのイメージの環境になびいていくことがわかります。

ここで理解していただきたいのは、よりプラスのイメージが、よりプラス志向の人を呼び寄せ、よりマイナスのイメージが、よりマイナス志向の人を呼び寄せるということです。

求める人材に合わせて会社をイメージする

もちろん、人が集まらない、ミスマッチな人しか来ないと言っている会社がすべてマイナスのイメージの会社という訳ではありません。

しかし、客観的に見て、ここを変えればうまくいくのにもったいないな、と思える会社はたくさんあります。

たとえば、若い人材が欲しいのに時代遅れの職場であったり、生産的でモチベーションの高い人材が欲しいのに社員が暗く見えたりすれば、そのイメージの矛盾は外部にも伝わってしまいます。

欲しい人材のイメージと自社が放っているイメージとの間に隔たりが見られる場合は、少しずつでもよいので、その隔たりを埋めていくようにしてください。

その改善の度合いに応じて皆さんの中に自信がよみがえり、それが応募者の数や質に反映されてくるはずです。

覚悟と自信ができたら

ここからが本番なのですが、会社の魅力やイメージが伝えながら、どんどん求人募集のプロモーションをしかけて、応募者をひきこみ、選考をしていくというステップに入ります。

ただし、求人広告の出し方や人材の見極めに関しては、正しい知識とノウハウを持っていないと、過去と同じ失敗を繰り返してしまい、今までの努力がすべてが水の泡に終わってしまうことにもなりかねません。

パフォーミアでは、「チームビルディング研修」を提供しています。この研修は、求人広告の書き方、人材の見極め方、チームづくりの基礎を学びますが、その過程において、過去の失敗を認識し、自信を取り戻していくという効果がもたらされます。

詳細はこちらをご覧ください↓
チームビルディング研修

どんな分野でも言えることですが、私たちがうまくいかないと感じることはほとんどすべて、知識とノウハウが欠如しているだけです。それはまさに「人」や「組織」に関しても同じでしょう。

効果的な知識やノウハウを学び、それらを賢く適用していくこと。それによって、皆さんの組織は着実に良くなっていくはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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