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皆さん、こんにちは!
パフォーミア事務局です。
「組織づくりのヒントとコツ」をお届けします。
今回のテーマは、「見て見ぬふりをしていませんか?」です。
皆さんもご存知の通り、今日、多くの企業が人材不足に直面しています。その影響で、候補者をしっかり選考している企業と、ひっ迫感で採用してしまっている企業の二極化が進んでいます。
人手不足で焦ってくると、私たちはひっ迫し、こんな風に考えます。「候補者が私たちの考え方にしっかり合わなくても構わない!とにかく、誰かつかまえなければ。そうすれば何とかなるから…」
つまり、選考をする代わりに、私たちはひっ迫感で採用する傾向があるわけです。そして、私たちは要件やニーズを下げ、妥協し、どういうわけかそれで乗り切れると思い込むのです。
そうですね。そのようなアプローチでも稀にうまくいくこともあるかもしれません。しかし、その逆も真実であることはおそらく皆さんが一番よくご存知でしょう。これは、候補者を妥協して雇ったあと、最初の障害が発生したときにすぐにわかるでしょう。
採用の「負のスパイラル」とは以下の通りです。
要件を満たしていない候補者と面接します。彼について何か腑に落ちませんが、妥協して採用します。
リファレンス(経歴照会先)がまったく提出されなくても、それを無視したり、あるいは、テスト結果に警告サインがあっても気にしません。実際に調査したり、観察することから目を背けてしまいます。
その結果、その人はすぐ辞めてしまうか、ミスマッチであったことが発覚します。
この人に対して、いくらかの給料を支払わなければならず、彼を教育する他のスタッフの時間が失われるという事実は、おそらく最低限の損失でしょう。
それよりももっと大きな損失は、人を選択する自分の能力に対する失望と不信感です。
この妥協のせいで、多くの組織の役員、人事担当は、自分たちがこの分野では無能で、人を適切に評価することができないと思ってしまい、これが、皆さんが積極的にビジネスを拡張したり、新しい人々を雇い入れる気持ちを萎えさせてしまう要因となるのです。
この「負のスパイラル」は、多くの企業で何度も観察されていますが、そういった企業の皆さんも、自分たちにとって重要なルールに従わないことで、そのような状態に陥るということも何となくわかっています。
今回のヒント:そもそも、妥協して間違った選択をした場合に、自分たちに与える影響(私たち自身の個人的な状態)について、もっと考えたり、検討する必要があります。
私たちは、選考において、自分たちの決めたルールを守るべきです。高潔さを維持し、妥協はせずに、きちんと選択するのであれば、きっと正しい人材が応募してくることでしょう。
人を選考するときに、どんな基準を設定し、どんなルールを設定したらよいかわからないですか?もしそうであれば、それについて学ぶのは今でしょう。
十分に優れた候補者がいつでも応募してくれて、妥協する必要のない組織になることを願っています。
最後までお読みいただき有難うございました。
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