外国人採用のアドバイス

昨年末に出入国管理法の改定案が可決され、「単純労働」ができる外国人の在住期間や範囲が拡大されることになりましたね。

政府は今回の改定案によって、国内の多くの企業が陥っている慢性的な人手不足、そして、今後の起こってくる人口減少問題を緩和させることができると強調してきました。

シンプルに見れば、それはその通りかもしれません。実際、猫の手も借りたいほど忙しい現場であれば、ありがたい法改正にも映りますし、私たちのお客様の中にも、すでに外国人労働者の選考を開始している企業も出てきています。

しかし、この法案は、思想や宗教、習慣や文化の違い、権利や待遇などに関して、細かい調査やアセスメントが不十分なまま、与党がほぼ強行採決で成立させてしまいました。(事実、ルールや制度を巡っては、与党と野党が激しい攻防を繰り広げていましたね。)

やや強引で不完全なままですが、法案として成立してしまったからには、今後、大きな問題が起こったり、新たな法改正が成されるまでは、外国人の出稼ぎ労働者が増えてくることはほぼ確実になりました。

ここで今後、外国人を採用していく予定がある皆さんに対して、人材の見極めの専門家として、私からは以下のアドバイスをさせていただきます。

外国人の採用は、選考の段階からよく調査を行い、可能なかぎりの情報を集め、人材の見極めを行ってください!

当たり前のことですが、日本人であろうが外国人であろうが、さまざまな個性がや価値観をもった人たちが存在します。性格も能力もさまざまですし、民族性や文化、言語などもさまざまです。善人も、悪人もいますし、良識者も、犯罪者もいるでしょう。

実際、日本人、外国人を問わず、世の中の70~80%は、生産性や能力の違いこそあれ社会に適合していくことができる人たちであり、残りの20~30%はトラブルメーカーや抑圧的な人物です。(そういう人たちを雇用してしまったら、皆さんのビジネスはかなり大変なことになるでしょう。)

また、人としては問題なくても、職場でやっていくための能力が足りなさすぎる人、環境や文化、思想や風習が合わない人を採用してしまった場合も、別のトラブルが起こります。

政府は、問題の予測を十分にできていないので、日本語と専門技能いう大枠だけで資格を与えていこうとしているようですが、ビジネスの現場には、想定外のことがらが無数に存在します。

ですから、皆さんが外国人を雇うのであれば、日本人と同様、個々の経歴、性格、知能、技能などをできるだけよく調べ、身元確認がとれて、リスクや混乱が少ないと確信できる人材を雇用していくことが重要になります。

そうしておかないと混乱が広がっていきますし、本当に間違った人を雇ってしまったら、事故、窃盗、逃亡、傷害など、通常ならあり得ないようなトラブルに巻き込まれることになるでしょう。

どのような規模であっても会社は組織です。

経営者と人事責任者は、会社を拡張させていくために、組織にマッチした人材を見極め、組織の秩序を保っていくことに責任があります。

そして、政府が見極めてくれない適性とリスクは、自分たちで見極めなければなりません。

幸いなことにパフォーミアの人材評価はグローバル基準がベースとなっています。そのため、私たちが見ている徴候や特性は、日本人はもちろんのこと、外国人にも当てはまります。

パフォーミアは、以下の外国語での適性テストを提供しています。

対応言語一覧はこちら

皆さんが行うべきことは、面接では見えない個人の側面をきちんとチェックし、スタンダードな選考を行うことだけです。そうすることでトラブルは激減し、安心感も確実に増していくことでしょう。

サポートが必要なときは、いつでもパフォーミアにご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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